クリパルヨガ教師、三浦まきこのブログです。日日の暮らし、子供との関わりや料理など。好きなことを好きなように綴ります。
宮本輝作品3タイトル読了
今日は久々の休み。
夫も息子も出掛けて一人なのをいいことに、昼間からビールを飲みながら、借りている宮本輝さん、最後の一冊を読了した



宮本輝さんの作品は読んだことがなかった。
俳優の石田ゆり子さんが「錦繍」について書いているのをみて、一度読んでみようと図書館へ行ったのだが
錦繍は並んでおらず、かなり迷いながら最初に読んだのが

『三十光年の星たち』上・下 毎日新聞社、2011年 のち新潮文庫

老齢に達した人間の深みや厳しさ、賢さと、それに触発され、育てられていく若い主人公の話なのだが、会社員時代にもう今じゃ恥ずかしくてたまらないくらい、世間知らずで根拠のない信念のようなものだけで生きていたような自分と、その頃本当にお世話になった目上の心から尊敬する上司のことを、つまびらかに思い出すお話で、大変引き込まれ、読んでいて励まされた。読んでいる間ずっと、本の中にある言葉と、現実の世界での出来事がリンクして、心に響いてくる感覚やシンクロニシティが起きていた。

『三千枚の金貨』上・下 光文社、2010年 のち文庫

3つながりでこちらを2タイトル目に選ぶ。やはり人生は長く、ゆっくりと時間をかけてしっかりと生きなさい、というメッセージを感じる本だった。和歌山の友達が住む土地が物語の中に登場した時に、やはり彼女から連絡があったのだが、もう驚かなくなっていた。

『森のなかの海』上・下、光文社、2001年 のち文庫
阪神淡路大震災の体験をもとに書かれた、と知っていたので最後にとっておいた本。先の2冊を読んだ後だったからか、謎が解かれていく物語の面白さと共に、作者が一貫して伝えようとしている人生という長い時間のなせる技、人の力を超えた自然のなかに宿る深遠な真実が伝わってくるようで、夢中で読んだ。



どの物語にも、ただ優しいとか、かわいいだけではない、人としての人生の重み、深さを感じさせる人物が登場する。

現在、2年前に自分が受講したヨガセラピートレーニングのアシスタントをしているのだが、人間は本当に多様で、人はみな違う。
この本を読みながら、周りで起きている物事にリアクションしている自分に気づき、では自分は本当はどうありたいのかと、改めて問い直す時間にもなった。

以下抜粋。


右のは信楽に根をおろして、信楽に窯を造って、信楽の土を自分で探して、その土と格闘して、やっと見つけた技術をもとにして焼いたものです。ところが左のは、群馬県のどこかに自分の窯を持って、信楽の土を業者から取り寄せて、その土に自分で別の土をブレンドして、信楽風に焼いてある。(中略)

右のは、代々技法を引き継いできたものの強さが、やはりどうしようもなくある。どこか、ゆるぎない。堂々としてて、扱う人間と相対してて、いかようにも受け入れてくれる。扱う人間に寄り添ってくれる。だけど、不動だ。どんな人間がどんな扱いをしようとも、俺は俺だと声高ではなく語りかけてくる。左のは、これで茶を点てる人間を、その瞬間、いささかも高めてこない。でも、ちょっと見は、よく似た信楽茶碗です。


ああ、わたしは、右の茶碗を作る道を求めることに、魂の底から憧れて生まれてきたんじゃないかと思う。

どこの世界にも、ヨガの世界にも、ちょっと見はよく似た〇〇は、いっぱいいるんじゃないだろうか。

他はどうあれ、私は右の信楽茶碗のようなヨガを提供できる作り手になりたい。少なくとも、それを目指したい。

もうすっかり宮本輝さんのファンです。
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Posted by 三浦まきこ
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Beautiful mess inside
先日、朝の通勤電車のなかで、比較的大きな声の中国語らしい会話が聞こえた。
平和な感じではなく、ちょっと喧嘩っぽい?と顔を上げてみると、夫婦らしい二人。


しばらくすると、近くにいた女性が「新宿なら、この電車で着きますよ」と声をかけた。
いい人だなーと思う。

それに、中国語で返答されて逆に困る女性。
すると、夫婦の奥さんの方が「Anybody? Speak English?」のようなことを叫んだ。
ああ、英語がわかるのかな?と。

私、英語ならわかるよ、と言ってみた。

奥さんは満員近い電車の中を、私の方まで歩いてきて、必死で何かいうのだが、英語になっていなくて、意味がわからない。

結局、日中通訳(翻訳)アプリを駆使してコミュニケーションしながら、吉祥寺までいっしょに行った。


めちゃくちゃな会話

何言ってるのかお互いわからない

そしてとても困っていて、時々パニックになりかけるおばちゃん。

そんな状態は、まさにMESSY(混乱)だ。


でも、思うのだ。

このMESSの外側にいて関わらないようにしていると、それは醜く、避けて通りたいものになってしまう

でも、MESSの中に入って、不器用ながら、摩擦を起こしながら、そこにいると

言葉の通じない異国で、助けを求めているその人に、直に触れることができる

その人に娘がいて、多分新宿御苑で待っているのだとわかる

そうすると、違う気持ちになる。


実際、めちゃくちゃなコミュニケーションでも、結構楽しかった。

仮に私が、あの車両に乗り合わせながらも、このやり取りに関わらずいたら、「うるさい人達がいる、不愉快な体験」になったかもしれないと思うのだ。



今日、雨上がりの空の下、のんびりウォーキングをしながら音楽を聴いていたら、こんな言葉が耳に飛び込んできた。

How can you stay outside?

There's a beautiful mess inside.

人との関わりが希薄になる今の時代

自分の私の心の中で起きてることにも、ついていけない気持ちになることがある

外側にいようとする時、そこにあるのは、「緊張」「不安」「恐れ」

自分自身が「リラックスして」「落ち着いて」「安心」していられたら、混乱ですら、美しく、大切な体験になる。

混乱を起こさないためではなく、混乱の中にいる、直接体験できる自分でいるために、

わたしは、クリパルヨガも

フェニックスラジング・ヨガセラピーも

瞑想も、アーユルヴェーダも

ずっと練習し続けているように思う。

Posted by 三浦まきこ
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鎌倉探訪〜蠍座新月まで
今日は11/19。

蠍座新月から抜けたところ。

11月に入ってから、「今までにないこと」が続いた。
新しいやり方に変わったり、隠れてたものや触れないようにしていたことが、おおっぴらになる流れ。

手始め
誕生日が7日なので、それに引っ掛けて鎌倉へ。
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自分の誕生日だからと、家族を旅行に誘うのは初めて(なかなか、自分で仕切ってという気になれなくて。。。)

初めてゲストハウスに泊まって(二段ベッド楽しかった!)
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すごくボリュームのある美味しい朝ごはんを、海沿いで食べる。

自転車を借りて1日鎌倉をめぐって
2度おみくじを引いた。

最初は長谷寺で引いたのは「凶」。
でたーーー 前にも大凶引いたことあったなーと思ったら、ちょうど会社員をやめる前だったなぁと。
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禊 のつもりで1日を過ごすことに。

その日の終わりに、引いたのが「吉」
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そのおみくじにこうあった。

「昔の人は神様よ私の行為を見て下さいと祈った。自分の行為が絶対正しいと信じて神に見て頂いたのである。素直に心を保てばきっと祈らなくても神は守ってくださる。」

そうか、神様に見ててもらうつもりで、やっていけばいいのか

と思ったら、とってもホッとした。
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自転車を返しにゲストハウスへ戻ると、ちょうど日の沈むタイミング◎


この旅行の前後、いろんな人と会った。

知り合いの家族に急な事故があったり、身内にも急な不幸があった。
実は体を壊していて、という話も聞いた。

長年コラエテきたことの現在の状態が明らかになって、一気にクリアランスしようという決意もあった。

会社の税務顧問が変わり、義理の母の引越しも決まった。

ガラリと変わっていく流れをひしひしと感じる。




昨日新月の日に、夫、三浦徒志郎と私とで、Kripalu Yoga Day と銘打たれたワークショップをした。

その時の参加者の雰囲気、場の様子は、渋谷でふたりでスタジオを始めたばかりの頃のような、

ピュアで、熱意のある、好意や興味に溢れた感じだった。

そして、若いワクワクしたエネルギーを持つ生徒さんに会うと、いつの間にか、彼らに次世代を託したいという気持ちで見ていることに気づいた。

昔は自分がどう見られるか、彼らに劣って見えるところはないかなど自分のことを気にしていたけどね。

新しい時代へ、です。
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いつもの自分・なりたい自分
石井ゆかりさんの週報を毎週楽しみに読んでいる。
無料で読めます→筋トレ
今週は誕生日を含む週になるので、普段より念入りに読む。



「自分を変えたいと思いながらも、自分の思う自分にしがみついてしまい、なかなか殻を脱ぎ捨てられない人はたくさんいる」
「いつもの自分から別の自分へと姿を変えることができる時期」

とある。
いやぁ、自分を変えたいかって聞かれると、
考えちゃうよね。

今習っている英語の先生にも、

What's your preferences?(あなたの好みは何?)

と聞かれて、困った。

何が好きかとか、どうなりたいかとか、

意外とはっきりわかってない。

でも、それじゃぁ勿体ないなと思う。


たとえば、
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先日、行った西荻 りげんどうさんの風情はモロ好み

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着ているものも自分の好きなもの

のはずだけど、鏡で見たときは自分の好きなテイストだと間違いなく思ったけど

写真で見ると、なんか違うような気がしないでもない。




石井さんは続けて、こういう。

「ハロウィンの仮装のように、外側から変えることが意外な成果を生みそう」

なるほどねー

もし仮装するなら?

なにになりたいですか?



思いついたのは「ピーターパン」。

そういえば、高校生の頃友達集めてハロウィンパーティした時も、

ピーターパンになってたなぁ(笑


女性キャラクターではなく、空が飛べて、妖精より人間ぽくて、強くて、冒険心があって

正統派のヒーローじゃない感じ


そこには確かに、普段「自分らしい」と思っているのとは、違う要素があるかも。

最近、かなり私らしくなく、わざわざ台風の近づく中、猛ダッシュでイベントに行って、手に入れたお気に入りのピアス。
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軽いという実用性と、

キャッチャーは淡水パールという隠されたこだわり

そして、この作家さんらしい、authenticなデザイン

が魅力です。



しばらく、自分の好みをよく観察して

好きなことをできるだけしてみよう。

無意識にしていることを、本当はどうしたいの?と

ある意味疑ってみるのも面白そう。




PS:そういえば、この間、件の石井ゆかりさんからツイッターでダイレクトリプライが!!!

こういうことが起きるのは、すごいねー。 

SNSばんざい!


Posted by 三浦まきこ
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習うこと、集中すること
金継ぎで直したブローチを留めて

金継ぎ教室へ。

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いつも一緒に通ってくれる息子が笑わせるので、笑顔です^^

習い始めて、ちょうど1年。

月に一度程度なので、作業を覚えるところまでは到底いきませんが、

ブローチ2個、片口皿、母にもらった磁器の物入れを、

金と銀を蒔き、無事直せました。


愛着を増したそれらのモノを愛で

使いながら、暮らすのは、味なものです。


インド以来なので2ヶ月ぶりの漆の匂い

すごくいい匂いだったなぁーーー

懐かしいような、ほっとするような



約2時間、集中。

そして、先生から職人の手仕事を習い

きれいに片付けると、

「なんかいいことした後」みたいな

いい気持ちになるのはなぜでしょう。

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いつものガレージの先に咲く野草が、可愛らしく見えたのも、心に余裕ができたからかも。

あちこちに目を配るのとは違うエネルギーの使い方で、

一点に集中していられると

すごく楽。

頭がクリアになって、同時にリラックスする。


でも思えば、もともとは、そうじゃなかったかも。

集中力はある方だったけど、同時にすごく緊張もしてた。


集中しつつ、リラックスするのは

瞑想やヨガを

続けるうちに、少しづつ変わっていったところなのかもしれない。



ところで、習うのって楽しいねー。

インドでヨガを習ったのもそうだし、

新しく習い始めた英語も、以前夢中だった天然酵母パンも。


職人の域にいる人たちは、重ねた努力や練習の末に

自然体で一定以上のレベルの技量を発揮する力を体得してる

職人は かっこいい、あこがれる。

そういうプロの人たちに、その技を習えると、本当に楽しい❤︎


私はヨガや瞑想の名人や達人ではなく、「職人」を目指している。

『プロの職人になれて初めて、アーテイストになれる』とは、尊敬する音楽家の言葉なのだが、

私は、全面的にこの方向性を信じて歩んでいる。
Posted by 三浦まきこ
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