山梨県でのクリパルヨガのクラスやワークショップについて。自然育児や料理などのコラムも。
アーユルヴェーダの食卓:冬のヴァータのためのオニオンスープ
寒い冬に、温かいスープを作りませんか?

忙しい師走に、あえてのんびり料理できる時を作る!のも、ヴァータケアのための1つのエッセンスです。

冬のヴァータのためのオニオンスープ
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材料:
玉ねぎ 大2個
ギー 40−50g
赤ワイン(できればオーガニックで酸化防止剤無添加のもの)大さじ2くらい
水 500ml

作り方:
1、玉ねぎを薄切りにして、鍋にギーを溶かしたところに加え、じっくり飴色になるまで炒めていく。
✳︎焦らず、ゆったりと。甘みはヴァータケアにぴったり。
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✳︎ギーは、最近は成城石井などでも手に入るとか?とても美味しく、酸化しにくく(老化しにくい、ということです!)オススメですが、ない場合はバターや菜種油などでも。たっぷり使って、こく(=重さ)を出して。

2、玉ねぎが濃いブラウンになったら、赤ワインを加えなじませ、水を加えて10−15分煮る。

3、塩で味を整えて出来上がり!

作り方は極めて簡単ですが、慌てず、腰を据えて、かつのんびりとリラックスして、この工程と関わること自体、ヴァータ(風)を安定させてくれると感じます。そして、味も、まさにヴァータ向け◎
その理由✳︎は後ほどしつこく述べます…

たっぷりな量なので、アレンジも楽しいです🎶

<アレンジ1:オニオングラタンスープ>
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スープをボールに注いで、バケットとチーズを加えて、チーズが溶けるまで、オーブンかトースターで焼きます。
夫と子供もおいしいと、気に入ってくれてました^^

<アレンジ2:半熟卵をそえて>
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スープに卵を割り入れ、半熟になるまで火を入れる。
ガーリックトーストをスープに加えて一緒に食べてもおいしい。



さて、ここから先は、
どうして、オニオンスープが冬のヴァータケアによいのか??

理屈でわかるともっと面白い!という方はぜひ読んでみてください。

アーユルヴェーダでは、冬はヴァータ=風と空の質 が増えると言われます。

5大元素の中でも風は
・冷たい
・乾いている
・ザラザラと荒れている
・軽い
・不安定
・動き回る

という特質(グナ)が多いです。

実際、冬は寒いですし、肌も、体の中も乾燥しやすい。
便秘や生理不順、PMS、更年期などのホルモンバランスの乱れも、ヴァータの増悪が原因と言われます。
また心理的にも、気持ちが荒れやすく、不安定になりやすい。

だから、冬にはそれらと反対の質を増やすとよいのです。
つまり
・温かい
・湿っている
・油気(なめらかさ)
・重い
・規則正しいリズム、安定感
・ゆっくりする

たとえば、温かいお風呂は、熱と湿り気を増やしますし、同じお湯で作る湯たんぽも、どっしり重いですよね。
寒い時にお風呂に入った後や、湯たんぽを抱えた時、「あったかーい」「ほっとするー」と感じるのは、(アーユルヴェーダ的に言えば)増えすぎたヴァータを和らげられたからなのです。

アーユルヴェーダの食養生では、ハーブやスパイスが知られていますが、それは発祥の地インドがスパイスの国だからじゃないか、と個人的に思っています。もちろんハーブやスパイスはパワフルなものですが、もともとそれらを多用しない日本の食文化において、他にできることもたくさんあると思うのです。

たとえば、食事を作る時にかける時間、食べるのにかける時間をゆったりと長くする。
玉ねぎを大量に切り、長いことじっくり炒める作業は、規則的で、のんびりとしたリズムに乗って行う。
そうやって意識して作ると、味も香りもスープ作りにかけた愛情も、目一杯味わおうという気持ちになるような気がします。

そして、温かく、汁気があり、砂糖ではなく、野菜や穀物(スープに浸された湿って柔らかいパン)の持つ甘みと、質の良い油分のあるこのスープは、体も心もほっこり暖かく、安定させる冬のヴァータケアにぴったりな料理となるでしょう。
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Posted by 三浦まきこ
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[アーユルヴェーダ
冬:ヴァータの季節の過ごし方
暮らしにいかすアーユルヴェーダの基礎4「プラーナ、テジャス、オジャス編」も無事終了し、クリパルジャパンYoga of Lifeでの2016年最後のレギュラークラスも終了。ああ、今年ももうすぐ終わるんだなという感覚が強くなってきました。
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クリスマスも、もうすぐです。

アーユルヴェーダでは秋、冬は風と空の質をもつ「ヴァータ」が増える季節と言います。

今日外で子供とバドミントンをしましたが、本当に「ヴァータ」=風が増えてる!と感じました。

風が吹くと…
空気がめちゃくちゃに動き回るのが、舞う木の葉の動きでよくわかります。
髪の毛もハチャメチャに動き、バドミントンの羽も思うようには飛びません。

風待ち中、その様子を見ていたら、ヒラメキました。
だから、まずはヴァータをケアして、それから他のドーシャのケアをしなさいって言うんだなと…つまり、ビュービュー風が吹いているなかで、エネルギーの方向を転換するようなことをしても、ぐちゃぐちゃになってしまうから、まず風を止ませ、風と空の清浄な空間、落ち着いて微細な感覚を感じられる状態にしなさいってことなんだ、と。
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風が止む合間に羽を打てば、気持ちいいくらいスパッと、目標に向かって飛んでいきますからね^^

そしてもう一つ、どんなに空間に風が吹き荒れていても、視線を落として大地を見れば
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しっかりと根を張って、風が吹いてもビクともしない、素晴らしい安定感で、柔らかく強く咲く花があります。
こんな風にグラウンドするのも、ヴァータの季節に大切なことだなと思うのです。

忙しい、頭がいっぱいというときだけでなく、冷え性、乾燥による皮膚の炎症、便秘、神経系の痛み、ホルモンバランスの乱れも心身の風=ヴァータが吹き荒れている時に起きる症状です。

次回のクリパル・アーユルヴェディック・ヨガWSでは、ヴァータをケアするオイルトリートメントと、グラウンドして体を中から温めるアーユルヴェディック・ヨガを体験できます◎
最近話題のオイルプリング(ごま油を使ったうがい)も紹介しますので、更年期症状や白髪予防に何か試してみたい方にもオススメです。

年末年始を超えたら、一息ついてセルフケアして、元気に一年過ごしたい方、ぜひいらしてください^^

ご予約、お問い合わせはクリパルジャパンYoga of Lifeまでどうぞ。

Posted by 三浦まきこ
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[アーユルヴェーダ
秋のウーマンズヨガ〜私たちの月経と更年期〜を終えて
先週土曜に、女性のためのヨガ・ワークショップ「ウーマンズヨガ」無事終了しました。

今回は「月経と更年期」がテーマ。
集まったみんなと一緒に瞑想して、それぞれ自己紹介から始まりましたが、女性同士だというだけで、どうしてこんなに、いろんなことを話しやすいんだろうと、思いました。
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同じような体験をしてる人の話を聞いても、自分とは違う体験をしている人の話を聞いても、どちらも、ああ、そうなんだよね、女ってそういうことあるよね、と共感しあえる力が強いのだなぁと思います。

テーマになった「月経」も「更年期」も、自分の中で起きていることなのに、ちゃんと注意を向けてないことのほうが多いね、というのが現状で。

そのくせ、経血が出ている時や、PMS、更年期の症状が出ると、すごく気になる。うーん、本当に、そういうものですよね。

それらの症状がどういうサイクルで起きてるのか、体の中で何が起きているのかをロールプレイング的にみんなで見てみましたが、こうして注意を向けることが、「自分自身に注意を向け、自分を知ること」に繋がるのだと思います。

特に今回は、「更年期」を唱った初めてのWSだったので、更年期世代の参加者が多かった。
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更年期の症状は様々で、一説によると200種類以上と聞いて(げ!)と思う一方で、そういう自分をどうケアしたらいいか…?

そこから、このワークショップの裏テーマ、「秋をどう過ごすか」に繋がります。

人生の秋=中年期や更年期
月経周期の秋=生理前のPMS時

これらは、まるで自然界で春から夏にかけて高まってきたもの、育ててきたものが、ピークを過ぎていく「秋」と重なります。

せっかく育ててきたたくさんの葉っぱが、徐々に乾き、色を失い、散っていく。
木々の間には何もなくなり、空間が増える。
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そこには、寂しさや悲しさ、悔しさという感情が自然と湧きやすいです。

しかし同時に足元を見れば、それらの葉は柔らかなベッドのように積もり、冬の間蓄えられ、春にまた芽吹くための養分となる。
失うものだけでなく、得るものも、必ずあるのです。

食べて美味しい果物のような実りもあれば、落ち葉が栄養となっていくように、自分を養い、強く大きく育ててくれるものもある。
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ヨガやジャーナリングでは、秋に「手放すこと」と「収穫を得ること」の両方に、意識を開いて、それぞれが十分にそこにいて、味わう時間をとりました。

今起きていることをなくしたり、否定したりするのではなく、十分に味わう。
それができたら、PMSや更年期を悪化させるストレスから、解放される道が見えてきます。
自分の居場所を知り、感情や体の感覚を感じて、リラックスすることを、ヨガや瞑想、ジャーナリングなどによって、それぞれに体験しました。

ワークショップや集中コースに参加すると、テクニックや知識を得ることが目的になってしまって、自分のためにヨガをしたり、自分自身に注意を向けることが少ないけれど、今日はじっくり、自分のために過ごせたと話してくれた方がいました。

私がやりたいウーマンズヨガは、そういうヨガです。

それから今回は、自作のキルタンを初めて人前で歌いました。
女性の中にある、宝、花に注意を向ける、Om Mani Padme Humというマントラを使って。
これもまたサイクルで、歌わなかった冬を終えて、新しい春が始まるのだなと思うのです。



来年は、ウーマンズヨガで、一泊二日のリトリートに出かけたいなと思っています。
場所は和歌山。 原始の女性のエネルギー「シャクティ」を感じさせる、緑深く、星がきらめく山里で、すぐ下方には清流が流れ、体に優しく美味しい食事、サウナもある露天風呂付きという素晴らしいロケーションです。

時期は7月の予定です。
詳細は決まり次第おしらせします!

Posted by 三浦まきこ
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[ウーマンズヨガ
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